今更ながらSOFT SKILLSを読んだので、簡単にメモしておく
所感
今自分が悩んでいるところに関連する話題があったので今読んでよかった(むしろもっと早く読むべきだった)。
「プロのエンジニアになること」を目指したときのプロフェッショナル像と、金銭的な面、精神的な面、肉体的な面も含め、そこにたどり着くための手順が網羅されており定期的に読み返したい。
エンジニアマインド的な本は「プログラマーまだまだ現役続行」、「アプレンティスシップ・パターン」などを昔に読んだっきりだったので、今またこのような本を読めてよかった。
最近同系統で「ベタープログラマー」も発刊されたので、合わせて読んでおきたい。
心に残ったところに対する読書メモ
Kindleでラインをいくつか引いていたので自分メモ。
第4章 社交術
本全体でカーネギーの「人を動かす」から多くのヒントを得ていると書いてあった。同書籍は昨年少し読んでそのままになっているので、今年は最後まで読んでおかないと。 この章では社交術を身に着けることで円滑に仕事を進めることに触れている。論理的な主張であるまえに他人に礼を尽くし、人の心をつかめば自分の主張の価値も認められやすくなるのではないかと。 「決して批判しない」「なんとしても議論を避ける」とまで書いてある。私達の仕事で重要なのは「議論で勝つこと」ではない。
第5章 面接をハッキングするコツ
筆者は人材像として、「何をすべきか、それをどのようにしてすればいいかを突き止める方法がわかっている開発者」を採用したいと述べている。毎年いろいろなフレームワークが生まれる開発の現場では確かに「◯◯ができるエンジニア」であることとともに、課題分析能力と問題解決能力を伸ばす必要を感じる。
第10章 プロであること
第45章 習慣を作る:コードを磨こう
第10章では「プロであるならばいつも耳に心地よいことばかりではいけない」と書いてある。第4章とこの章の内容を両立させるにはどうしたらよいのだろう? 一昨年くらいはこの「キャリアを通じて自分が正しいと思うことを一貫する」というスタンスが保てなくて悩んだ時期があった。「継続的な自己研鑽が必要」「十分いいという線で満足してはならない」という最後の一節は定期的に思い出したい。「プロになるにはプロの習慣を身につける必要がある」という一文も”アウトプットの習慣化”が今年の自分としてはだいぶ刺さった。
第7章 あなたはどのタイプのソフトウェア開発者か
この章は自分にとって最も課題である専門性について述べられている。自分はその時の業務や興味によってだいぶ利用技術が変わってきたため、「◯◯は人より優れている」というような特化した強みを持てていない。ライフワーク的に特定技術に深くのめり込む必要がある。「専門分野を選択するためのヒント」を参考によく考える。この辺は「20章 自分だと気づいてもらえるブランドを確立しよう」にも通じていると感じる。
第16章 うまくやり遂げるまではできたふりをしよう
第19章 コードモンキーのためのマーケティング基礎講座
居心地の悪い状況や障害に対して恐怖、当惑を感じ、言い訳したくなるのは自然なことだが、そのような傾向を克服し、今直面している新しい状況や困難な状況はいずれ日常的で習慣的なことになるという真実を見ることができるなら、「うまくやり遂げるまではできたふりをする」方法を学ぶための一歩を踏み出している。
後半のメンタルトレーニングにも通じそうな内容。嘘が本当になるように努力する。自信がなくても言い切らなきゃいけない。アイシールド21って漫画やBUMPのバトルクライって曲が好きだったけど、そういう精神だと解釈している。
第22章 最大の目標:他人のために価値を生み出せ!
他人の価値になることを無料で開放して自分をマーケティングすれば、それは自分の未来のためのチャンスになる。OSS開発者をイメージすればよいのかな?これも今年の課題・目標なので刺さった。
第26章 バカにされるのを恐れるな
正直自分は「情報系院卒、プログラミング始めて13年」なんていうところに(本当に)意味もなくプライドがありそう。もっと間違えることや失敗を恐れず発信する。というか改めて数字にするとC言語触ってから13年も経っているのか…
第3部 学ぶことを学ぼう
自分はだいぶ学習ペースが遅いので、ここに書いてあることを参考に学習効率を上げていきたい。
第35章 知識のなかに隙間を見つける
これもまさに痛いところを突かれたなという感じ。「よくわかっていないがなんとなくうまくいった」という解決させてしまったことはブログネタなどにして隙間を潰していかないといけない。
第38章 ポモドーロ・テクニック
第44章 ルーチンを持つことの重要性
ポモドーロは何回か挑戦したのだが、一定期間中のポモドーロ数は全然トラッキング出来ていなかった。これも取り入れていきたい。Trelloは使っているのだが、ポモドーロ数などもトラッキングするために自分もKanbanflowに乗り換えようかなー。