この記事は、write-blog-every-week Advent Calendar 2018の2日目の記事。 また、社内LT発表で利用した以下のスライドの再構成となる。
このAdvent Calendarは毎週ブログを書く方々が集まるwrite-blog-every-week slackのSlackメンバーで書かれている。 write-blog-every-week slackについては以下の記事を参考のこと。
- 勢いで週一ブログ書くslackグループを作った
TL;DR
- 毎週ブログを書いている
- ブログを書いていて、以下のメリットを感じられている
- 「わかった気になる」ことを減らせる
- きちんと調べてまとめる
- PVが上がったり、Tweetしてもらったりするとやる気が上がる
このブログについて
このブログは2017年7月から始めたブログだ。毎週ブログを書くとちゃんと決めたのは今年の1月からで、2018年はこの記事を含めて76記事書いた。
私は4-6月にアウトプット神の@kakakakakkuさんのブログメンタリングも受けていて、その間は週に2記事書いていた。
なぜブログを書くのか?
一言で言うとインプットした知識や経験をアウトプットして記憶に定着させるためだ。自分では常に以下の問題に悩んでいた。
- 勉強会に行って"強い人"の発表を聞いて、あるいは"強い人"と話してなんだか自分も強くなったつもりになる
- 読書をして、あるいは写経をして完全に理解したつもりになっていたが、気づいたら忘れてたり実際にやってみるとハマる
- 新しいことに挑戦してもちょっと時間が経つとすぐ忘れている
それぞれの問題を解決するため私はブログに書くことを始めている。
ブログを書いていて良かったこと
ブログに書くようになってよかったことはだいたい以下のようなことだ。
- ちゃんと調べるようになる
- 一度ハマったことを忘れない(googleという最強の検索ツール)
- 誰かに見てもらえると嬉しい(やる気がでる)
- 他のアウトプットへの障壁も下がってくる
ちゃんと調べるようになる
程度にもよるがブログに書くとき中途半端なメモのままでは公開できないので、技術背景や補足事項を調べたりする。 そうすると「わかったつもりになっていた」ことに気づいたり、周辺情報についても知ることができる。 「さっき聞いたあの単語を説明してみる」、「さっき使ったコマンドのオプションに過不足ないか調べてみる」なんてことをしていると芋づる式に調べるハメになる。
一度ハマったことを忘れない(googleという最強の検索ツール)
環境設定や詳細なデバッグなど、1年に1回か2回にしかやらないようなことはしばらく経つとすぐ忘れてしまう。 ローカルにメモを残しても「どこに書いたっけ?」となるが、ブログに書いて公開しておくとgoogleで検索できるのですぐ思い出すことができる。
誰かに見てもらえると嬉しい
ブログについてはTwitterでエゴサーチしたりAnalyticsでアクセス数を見たりしている。
全く知らない人に「この記事が役に立った」とつぶやいてもらったり、自分がいつも参考にしている人に言及してもらえるとやる気になる。
write-blog-every-week slackの方々にもいつもSlackスタンプをいただけたり感想をいただいたりしてやる気をいただいている。
アクセス数的にはちゃんとブログを書くようになって(元が低かったのもあるが)1年間で9倍くらいになった。毎月それなりにアクセス数が増えているのでそれなりに自信にもつながっている。
他のアウトプットへの障壁も下がってくる
毎週書いていると文書作成へのプレッシャーも下がってくる。今年は技術書典5で寄稿することができた。
- 技術書典5 | golang.tokyo
また、定期的にインプットとアウトプットを繰り返しているとある程度「ネタ」ができる。社外発表も7回することができた。
- Speaker Deck
何をブログに書くのか?
「毎週ブログ書くってネタどうするの?」となるが、私がブログに書くのは主に以下のことだ。
- 勉強会に参加したとき
- 本を読了したとき
- (日本で)アーリーアダプター気味に技術に触ったとき
- ググって答えがすぐに出なかったとき
勉強会に参加したとき
なにか勉強会に参加して新しいことを知ったとき、ブログに書くようにしている。
ただ、これに関しては最近は運営として参加したり、発表者として参加することが多くなったのであまり書けていない。
本を読了したとき
読んで得られたこと、感じたことをそのまま書くようにしている。読んだままにするより記憶への定着率が高い。 また、定着しなくてもいつでも見返せる状態なのですぐ思い出せる。 本の内容をそのまままとめて書くのはあまり良くないと思うのでそうはならないように気をつけている。
(日本で)アーリーアダプター気味に技術に触ったとき
私は英語がほとんど読めないので、日本語の記事がほとんどないことをすると、ハマったとき解決にかなり時間がかかってしまう。 逆に言うと、他の人が日本語でいろいろな情報を発信してくれているおかげでハマったときすぐに問題を解決できている。 なので、日本語の情報がすくない技術を触ったときはブログに書いている。
ググって答えがすぐに出なかったとき
前項と重複するところもあるがググって一発で解決できなかったときはそのまま自分がググったワードを使って記事を書いている。
- Dockerでnode-SASSを使うとNode Sass could not find a binding for your current environment: Linux 64-bit with Node.js X.X…
- vim-goの自動補完が効かないときの調べ方(gocode が Error parsing input file (outer block)) #vim #go
- Vim + ALEでReact+Flowなファイルを開くと’type aliases’ can only be used in a .ts file.と怒られる #react #eslint
検索でたどり着いている人も多いのでそれなりに役には立っていそう。
終わりに
少し発散気味になってしまったが、毎週ブログを書くことについて書いてみた。 来年はもっとコードを書いて個人開発もする予定なのだが週一ブログは今後も継続していきたい。
write-blog-every-week slackに参加したい場合は以下の記事を参考に。
- 勢いで週一ブログ書くslackグループを作った
アドベントカレンダー3日目の明日はMozyさん。Mozyさんはひとりアドベントカレンダーも行なってらっしゃるのでそちらも楽しみだ。