Goの開発状況を確認するGo Development Dashboard
を見つけたのでメモしておく。
TL;DR
- Goの開発はGitHubとGerritをもちいて行われている
- ソースコードは https://go.googlesource.com/go
- GitHub上のリポジトリはミラー
- Issueの管理はGitHub上で行われている
- 変更(Pull Request相当)のレビューはGerrit上で行われている
- ソースコードは https://go.googlesource.com/go
- GitHubのIssueとGerrit上のCL(Pull Request)をシームレスに見れるのが
Go Development Dashboard
Go本体の開発では何が使われているのか
Go本体のソースコードはGitHubで確認することができる。しかし、GitHub上のリポジトリはミラーリポジトリだ。
オリジナルリポジトリはgooglesource.com
に存在する。
https://go.googlesource.com/go
(最近はGitHubフローの手順も合わせて紹介されているが、)コントリビューションガイドもgooglesource.com
をgit clone
するように記載されている。
- Contribution Guide
GitHubでいうPull Request(以下PR)を使ったレビューの流れをどのようにやっているかというと、Gerritが使われいる。 変更に対するレビューのやりとりは、(GerritのPR相当である)Change List(以下CL)で行われており、以下のURLから確認することができる。
- StatusがOpenのCL一覧
ただ、Issue管理についてはGitHub上で行われており、マイルストーンなども設定されている。
Go Development Dashboard
変更理由となるIssueはGitHub上、変更内容はGerrit上、となると、2つのWebサイトを見比べないといけない。 今まで不便だなと感じてたが、実は両者を一括して確認できるダッシュボードがあった。
- Go Development Dashboard
飾りっ気も何もないダッシュボードだが、このダッシュボードを使うと各リリースマイルストーンを簡単に一覧することができる。
- Release dashboard
この画面ではGitHubのIssueと、それに紐づくCLが確認できるので、(クリックして別ウインドウで開くのは各サイトだが、)GitHubとGerritを行き来する必要がない。
また、またStatusがOpenなCLも一覧・検索することができる。
- open changes
終わりに
今まであまりGo本体の変更を追えていなかったが、このダッシュボードがあれば効率的に確認できそうだ。
また、Go本体への変更はすべてCIが実行されている。そのCIの結果を一覧できるGo Build Dashboard
もあるようだ。
- Go Build Dashboard
見てるだけではしょうがないので自分もCL作れないかIssueを色々見てみよう。