2024年の振り返り。今年はなんとか年をまたがずに出せた。
主な出来事
自著の韓国語版が発売になった
特に自分の作業はなかったのだけれど、以前執筆した書籍の評判がよかったので韓国語に翻訳されて出版された。 海外でも販売されるってのは素直に嬉しい。
以前書いた本が韓国語に翻訳されて発売されました!!https://t.co/nhNWGoNQnN pic.twitter.com/Syt3SuRozS
— Yoichiro Shimizu (@budougumi0617) April 18, 2024
テックリードになった
今年の4月からは今のチームでテックリードになった。
「一度一緒に働いてみたかった人」が入社したり、「また一緒に働きたかった元同僚」が入社してくれたり嬉しいニュースもたくさんあった。
「メラ期」や「数字の話」があったり、自分のチームが開発している決済プロダクトでもいろいろあり、なかなか激動の1年だった。
一方、テックリードとして「プロダクトの技術的な中長期戦略の立案」や「チーム(あるいはプロダクト)の生産性向上」ができていたかと言うとできていなかったなという自覚がある。かといって不確実性が高い大きめの開発は他のメンバーに任せっきりだったし(よく言えば移譲できているけど)、ちまちまアラート整備とかくらいしかできていなかった。
フロントエンド関連に関しては正直ChatGPTに解説してもらわないとわからない用語も多かったりで(顧客価値は当然という前提の元、)エンジニアとしてのアウトプットの質・量をどうやって伸ばしていくかが今年も課題だった。
続・続・続・育児はたいへん
やっと保育料が無料になったので大変助かっている。保育士さんたちにはいつも頭が上がらないけど2人分の保育料は「罰金」って感じでマジで高かった…。
コミュ力✖︎、育児✖︎なのでなかなかうまくいかないけどギリギリなんとかやっている。
夏くらいに一度、何かがプツンと切れてしまって一回本当にもう全部投げ出したくなってスマホだけ持って家出(?)して土曜日に1時間くらいフラフラ歩き続けていた。論理がまったく役に立たないことばかりでどうしたらいいのかわからないことばかりで悩ましい。
老化
2025年はもう39歳になるので、いよいよアラフォーというか40代が見えてきて老化を実感してきた。
今年は3ヶ月くらい慢性的に咳がとまらず、咳のしすぎで胸を痛めてしまったりと身体が資本であることを何回か痛感した。
子どもの爪を切るときメガネを外さないと見えなかったり、鳥目がひどくなってきたりいよいよ"老化"という感じ。気分も結局身体の調子(物理的要因)に左右されるし、意識的に健康を作る必要があるなと思った。
2024年に触った技術やツール
Go
今年もバックエンドはGoしている。iter
pkgとかあまり触れていないのでちゃんとやらないと…
Vue.js / React.js
プロダクトによってどちらもあるので両方触っている。
社内の強い人に教えてもらったりChatGPTに聞きながらなんとか書いているけれど、まだ「良し悪し」を判断できるレベルに届いてない感がある。
一度ガッと触って壁を超える必要があるんだけど、できずの1年だった。
AIツール(ChatGPT/GitHub Copilot/Cursor)
GitHub Copilotくらいだと「結局プロンプト考えて、出力を手直しする時間考えたら自分で書いたほうが速くない?」って思ってんたんだけど、テストコードくらいなら無償版のCursor(Claude 3.5 Sonnet)でも「えっこれでいいじゃん…」ってなっていよいよ感がある。
他人には「AIに判断させないであくまで補助として使おうよ!」って言うけれど、集計クエリとかは正直「わいが書いたクエリです」っていうより「o1に出力させたクエリです」って言ったほうが信頼感あるなと思う。
Neovim
Obsidianでメモ書いていたんだけれどDailyNoteはneovimで書いている。
だいたいLazyVim
任せなんだけれどちまちまlua
書くの楽しい。
Rust
書くときはNeovimで書きたいなと思っているんだけれど、本は数冊買ったのに全然かけなかった。
OSS
久しぶりに自分のOSSをメンテした。 3年くらい塩漬けだったのでCIはこわれていたものの、OSS自体は全然うごいていた。 令和のCLIリリースはtagpr + goreleaserで正解っぽい。めちゃくちゃ便利。
- https://github.com/budougumi0617/cmpmock/releases/tag/v0.1.1
- https://github.com/budougumi0617/action-pr-size-checker/releases/tag/v0.0.8
- https://github.com/budougumi0617/nrseg/releases/tag/v0.0.10
2023年のTryの振り返り
評価 | 内容 | 詳細 |
---|---|---|
✗ | 目標の達成具合を定期的にチェックする仕組み化をする | 不十分で未達ばかりだった |
✗ | 「夏までにやらなきゃいけないこと」を達成する | 執筆しようとしたけどだめだった |
✗ | 自分だけの隙間家具的なものを個人開発してみる | なんもできなかった |
◯ | 筋トレする | 毎日楽しく懸垂できた |
週報・月報・リマインダなどである程度仕組み化したものの、まだ仕組み化が弱かった。
特に「目指したい姿」に対して業務時間外の「やりぬく力」がどんどん弱くなっている気がする。
「夏までにやらなきゃいけないこと」とは執筆・脱稿のことだったんだけれど全然執筆時間がとれず、12月時点でも進捗がほとんど出せなかった。
既刊を書いたころもすでに子どもはいたんだけど、難易度が全然違った。以前執筆していたときは保育園がなかったので朝はゆっくりだったし、乳児だったので習い事で土日が潰れるってこともなかった。
ダラダラしている時間が0というわけではないのでもっと自分に厳しく時間を作らないといけない。
個人開発ではRustで手習い的になにか作ってみたかったのんだけれど、今年も業務外でコーディングする時間がほとんど取れなかった。
Rustの書籍を献本してもらったりしたので写経くらいはしたいところだった。多少既存の自作OSSをメンテできたのはよかった。
ジムなどに行く時間はないけれど懸垂バーを設置したので、胸を痛めたとき以外はほぼ毎日懸垂している。 あまり攻めたトレーニングはしていないけれど、懸垂も腕の開き方や、持ち手の向きでいろいろ作用する部位が違うらしく、楽しい
2024年のまとめとKPT
Keep
- テックリードになった
- 久しぶりにOSSをメンテした
- 自著の韓国語版が出版された
- 3泊4日旅行など、2回家族旅行に行けた(3勝1敗)
Problem
- 脱稿するつもりだったけれど全然執筆できなかった
- テックリードとしての戦略的な動きができなかった
- 仕事以外でエンジニアとしてのアウトカムがほとんどでなかった
- 3ヶ月くらずっと咳が止まらず身体のが不調だった
Try
- PKMの仕組みを構築する
- 脱稿する
- 自分で自分のご機嫌をとる方法を見つける
- 運動習慣をもっと強化する
Obsidianでメモをとったり、読書記録を集約したりしているけれどどうも「使い捨てのメモ」にメモしている感が減らない。
読書や学びをもっと血肉にしていきたい。
スケジュールをリスケしてもらったので2025年こそ脱稿したい。といっても可処分時間は今年も来年も同じなので、下現実問題どうにかして時間を作る工夫が必要になる。でも出したい…。
プライベートでいろいろがいろいろだと1ヶ月に1回くらい限界を迎えてどうしようもなくなってしまう。
同じ屋根の下で父親が、あるいは職場でアラフォーのおっさんがイライラしているのは第三者にとってとてもストレスフルな空間だと思うので、平日でもさっと気分をリセットできる方法を見つけたい。
2024年の記録
2024年に買ってよかったもの
別記事にまとめた。
2024年に読んだ書籍
87冊買って24冊読了した。
なかなかまとまった読書時間が作れない && 電車の中でスマホで読む時間がほぼすべてなのでがっつりコードが出てくる本というよりは新書的な本ばかり読んでいた。
iPad miniもあるんだけれど子どもがYouTubeみるのに使っていて私が持ちだす権限がない…(家庭内ヒエラルキー問題)
- 頭がよくなる! 要約力
- 頭のいい人が話す前に考えていること
-
TAKE NOTES!――メモで、あなただけのアウトプットが自然にできるようになる
- 揮発する知識や経験をどう扱うべきかいろいろ悩んでいるのでノート術的な本を読むことが多かった
- ブリッツスケーリング
- モノリスからマイクロサービスへ ―モノリスを進化させる実践移行ガイド
- 「すぐやる人」のノート術
- 自分を変えるノート術
-
私たちはどう学んでいるのか ――創発から見る認知の変化
- 最近すぐ忘れちゃうので学習系(知識定着系)の本をよく読んでいた(カイゼンできた気はしない…)
-
バレットジャーナル 人生を変えるノート術
- アナログでタスク管理したほうが無駄にタスクつまなくなっていいのかなって半年くらい試していた。
- 科学的根拠に基づく最高の勉強法
-
先送り0(ゼロ)―「今日もできなかった」から抜け出す[1日3分!]最強時間術
- 「その日暮らし」になりがちな毎日になやんでいたのでタスク管理系の本をよく読んでいた(カイゼンできた気はしない…)
- 仕事と勉強にすぐに役立つ「ノート術」大全 50冊超のノウハウがこの1冊で! あらゆるノート本、メモ本を試してみた!
- SECOND BRAIN(セカンドブレイン) 時間に追われない「知的生産術」
- 結果を出してサクッと帰る 神速時短
- 「後回し」にしない技術
-
子どもとの関係が変わる自分の親に読んでほしかった本
- 「子どもを勝たせたはならない」ゲームは誰にもいいことはない
- 「子どもの感情の受け皿になる」
- 「どうしても受け入れられないことは論理ではなく自分の感情として伝える」
- 他にもいろいろ「はあーーーー出来てませんそのとおりです」ってなることがあってヒトの親として未熟さを痛感した
- 脳に収まるコードの書き方 ―複雑さを避け持続可能にするための経験則とテクニック
-
超・箇条書き
- 全体像を瞬時に理解できるように「構造化」し、「人を動かす」ための「短く、魅力的に伝える」箇条書きを書くための本。
-
仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則・完全版
- 「新しい(割込)仕事は明日やる」「忙しいだけの仕事」じゃなくて「大事な仕事」をするための本。よかった。
-
スタッフエンジニアの道 ―優れた技術専門職になるためのガイド
- スタッフエンジニアとして戦略思考、プロジェクトの実行、メンバーのレベルアップをどのようにしていくのか。よかった。
-
Go言語で学ぶ並行プログラミング 他言語にも適用できる原則とベストプラクティス
- 並行処理の概念を素朴に実装していく感じがとても勉強になった
-
データモデリングでドメインを駆動する──分散/疎結合な基幹系システムに向けて
- ぶっちゃけ後半はとても難しくてちゃんと読み取れなかった(自分の実力不足)
- 「残」の概念など読んでよかったのは間違いない。
- Podcastでも補完したけれどもう少し経験値を得てから読み直したい。
- https://listen.style/p/engineermanager/mi156qg2
- https://listen.style/p/engineermanager/d94402mt
-
子どもを否定しない習慣
- 「認めてあげる」「子どもが喜ぶことを期待しない」「親がちゃんとご機嫌でいよう」
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リフレクション(REFLECTION) 自分とチームの成長を加速させる内省の技術
- @nwiizoさんの週報フォーマットに載っていたので。週報フォーマットは個人振り返りを活用させてもらっている(大感謝)
登壇したイベント
-
layerx.go #0
- GoのWebプロダクトに途中参加するときのキャッチアップ
- 自社イベントはやっぱりいいですね
その他
- 翻訳原稿レビューに参加した。自分の名前が入った本が増えるのは嬉しい。
- 久しぶりにカンファレンスに一日参加した。しばらく話せていなかった方々と話せてめちゃくちゃ嬉しかった。
- https://gocon.jp/2024/
- スタッフ業としてサイト構築もおこなった。Astro使ったけれど必要十分な機能とお手軽さのバランスがよかった
- Amazon Primeにきたので見たことがなかったガンダム00を一気見した。
- 1.5倍速とかで見ていたからなるほど…ってなった
- 劇場版はイノベイターをモルモットにしていたり超火力の兵器いろいろ会話していて「対話とは…」ってなったw
- SEED FREEDOMを映画館で見た。平成全マシって感じで面白かった
- 観に行けないと思ってネタバレに無防備だったので、予備知識無しでズゴック観たかったなあ…
- ゲームや映像コンテンツは他は観てない気がする
- 子供用に買ったトトロを観てるくらい。メイちゃんの行動が娘にそっくりで未就学児の解像度めちゃくちゃ高いなっていまさら思った
- 呪術廻戦やキングダムは読んでる。
- 最近のハンターハンターとか呪術廻戦がとても難しくて「あれ?難しい技術書が読めないんじゃなくて複雑なことが読み取れなくなってる…?」って落ち込んだ。
- 最近の若い人ってあれを週刊で読んでついていけるってすごいなあ
- ずっとマヂカル.fmを聞いていた。朝の家事や登園の帰りが楽しくなった
- ガンプラはキャリバーンPS5やRGガンダム Ver.2.0を積んだけれど消化はゼロ
- 今年は家族旅行を3回計画したんだけれど、1回は子どもが発熱して中止になった。
- GWには鴨川シーワールドに行った。ベルーガ(シロイルカ)タッチは朝7時くらいから並ぶ必要があって前泊必須だった。
- 白樺湖にも行った。ビーナスラインは気持ちいいし遊園地や美術館もよかった
- 銀座のパンどろぼう展に行った。コインパーキングが10分400円くらいで無限にお金を吸い取られた
- 会社が5月に東銀座に移転した。
- すぐとなりにクラフトビール屋さんがあって、最高に福利厚生。
- 出社した帰りにたびたび缶を数本買って週末に飲んでる
悔しさが残ることばかり書いてしまったが、課題は見えているので、一つずつ解決して残りの30代しっかり走り切る!