2020/06/04のコネヒトマルシェオンラインで登壇したので資料中の参考情報をまとめておく。

• https://connehito.connpass.com/event/176890/

	【BASE社合同勉強会】コネヒトマルシェオンライン「事業を支えるWeb開発」
URL	https://connehito.connpass.com/event/176890/
会場	オンライン
日時	2020/06/04（木）19:30 〜 20:30

登壇資料

補足情報

分散トレースとは

分散トレースはマイクロサービスに関わるパターン。

• Pattern: Distributed tracing
  • https://microservices.io/patterns/observability/distributed-tracing.html

W3Cによって仕様も策定され始めている。

• W3C Trace context
  • https://www.w3.org/TR/trace-context/

分散トレースを実現するためには

分散トレースを実現するにはSaaSを利用したり、OSSを組み合わせる、クラウドベンダーのサービスを利用する。

• SaaS
  • https://newrelic.co.jp/
  • https://www.datadoghq.com/ja/
• OSS
  • https://opentelemetry.io/
  • https://opencensus.io/
  • https://www.jaegertracing.io/
  • https://istio.io/
• クラウドベンダー
  • https://aws.amazon.com/jp/xray/
  • https://cloud.google.com/trace

BASE BANKの分散トレースへのとりくみ

BASE BANKのサービスのアーキテクチャ構成は次の資料にまとめられている。

• GoでのAPI開発現場のアーキテクチャ実装事例

GoやPythonでContextパターンが標準パッケージで提供されている。

• contextパッケージ
  • https://golang.org/pkg/context/
• コンテキスト変数
  • https://docs.python.org/ja/3/library/contextvars.html

スライド中に紹介した記事

スライド内で紹介した実装方法については一部をブログにまとめている。

• [Go] context.TODO()を使って漸進的にcontext対応を始める
• [Python] aiohttpでリクエストスコープのコンテキスト情報を扱う
• [Python] aiohttpで独自形式のアクセスログを出力する